新・とおりみち通信

〜 出歩きあるばむ 〜

イヌノフグリの花

イヌノフグリの花 アリが来ている


 イヌノフグリの花の写真をひとつ載せておきます。オオイヌノフグリの花(るり色)とちがって遠目ではピンク色に見えます。拡大してよく見ると4枚の花びらのうち1枚だけが濃い目の紅色をしていて、あとの花びらは白地に紅色のすじが入っているように見えます(すじは4枚すべてに入っています)。
 このイヌノフグリは公園に生えているものです。この近辺には今年は4株生えています。昨年は6株でした。
 イヌノフグリをいくつかの場所で継続して見ていますが、今月になって多くの株が枯れてきました。イヌノフグリは夏を越さない草で、6月までにはどの株も枯れてしまうことと思います。
 やや日陰の場所に生えている株や、植え込みの中で小さく育った株は、なお青々として花を咲かせているものもありました。写真はそのうちのひとつです。
 枯れた株の枝を裏返して見たら、実がひとつ残らずしっかりとはじけていました。この秋から来年の春にかけて、種が芽を出すでしょう。種を散らして枯れたイヌノフグリを見ると、なにかひとこと、声を掛けたい気持ちになります。

 過去の記事:
 とおりみち通信 イヌノフグリ(2007年)