以前、ある場所の桜並木について新聞で書かれていたのを読み、現地へ行って現場を見たことがあった。
そのときに、ここのブログの記事内でその桜並木のことを少しだけ書いた。
このごろのこと(天神チャンチンほか) - 新・とおりみち通信
記事に書いたように桜並木の伐採と保全とで地域の方々の思いが分かれているらしい状態で、当時は悩んだ末、けっきょくそれ以上詳しいことは書かなかった。
その後、桜が無くなったという話を何かで見かけた。
その場所のことが心に残っていたけれど、訪ねなかった。無力感があったのかもしれない。
そこに先日立ち寄った。
小さな川の土手。あのときは桜などの木々が立ち並んでいた。
斜面に木々の切り株が残っていた。どの株も朽ちているようだった。
いまから蒸し返すつもりもないので場所がどこかは今回も書かない。
いまは切り株たちがこの川土手の歴史の一端を、その姿だけでわずかにとどめている。でもそうした過去を知らない人には、ただそこに切り株が見えたり見えなかったり、それだけだろう。