新・とおりみち通信

〜 出歩きあるばむ 〜

麦野公園の桜 それから

 
2015年12月1日
 
今年1月に廃止されて更地になった麦野公園(福岡市博多区三筑)の桜の話です。
今年の6月に、麦野公園の跡地で桜と思われる木の枝が伸びているのを見つけました。様子を見ながら、そのあいだに市の担当部署の方々と話をさせていただいていたのですが、昨日11月30日に、現地に残っていた桜の根を掘り上げて別の場所に植え替える作業が行われました。
現地は現在、西鉄の線路を跨ぐ筑紫通りの歩道橋が撤去される工事が行われていて、その工事の関連で麦野公園跡地でも掘削が行われています。そのタイミングで工事の施工業者さんが根を掘り上げてくださいました。そのあと市の担当者の方々が中心となって植え替えが行われました。
以前にブログで書いたように桜は伐採のあと抜根工事も行われていて、根は部分的に残っていただけでした。植え替えて定着するかどうかなんともいえない様子ですが、可能性に賭けていろいろな方々が労を執ってくださり、このような運びとなりました。ご尽力くださった皆様ありがとうございました。
公園廃止以降、麦野公園の桜を惜しむ方々の言葉を直接間接に何度も聞きました。もし桜が復活、再生するなら…という思いもありつつ、状況が厳しそうでもあり、これまでブログでは植え替えのことについて触れずにきましたが、こうした作業が行われたことをこの機に書いておきたいと思いました。
引き続き、植え替え先での様子を見ていきたいと思います。いつか(来春というわけにはいかないかと思いますが)よい報告ができることを祈るばかりです。