新・とおりみち通信

〜 出歩きあるばむ 〜

このごろのこと

 
◇ ときどき長丘中公園(福岡市南区)に行きます。今年、カンサイタンポポが生えている土手が、カンサイタンポポを見守るということで囲われて立ち入れなくなりました。せっかく子どもたちの手近にカンサイタンポポが生えているので、子どもたちが間近で見られるほうがいいと思うのですが(私も近くで見たいです)。先頃行ってみたら、タンポポよりも背が高くなる草が茂っていて、タンポポのいくつかがなんとか綿毛の茎を伸ばして競っている状態でした。ふだんなら子どもたちや犬の散歩の人たちが踏み歩いて背が高い草の繁茂は抑えられ、踏まれても強いタンポポは花を咲かせて綿毛をつけます(今の時期はそろそろ花が終わる頃です)。
 
◇ その長丘中公園にはイヌコウジュという草の小群落があったのですが、先頃排水管工事が行われたようで、その一帯の土がひっくり返されていました。周りで生き残っているか気に懸かります。
 
脊振山の中腹の旧・小川内に行きたいと今あらためて思っています。脊振方面へのバス便が絶えてしまって難儀になりました。バスで行けるところまで行ってあとは徒歩ででも行こうと考えています(最近心掛けて長い距離を歩くようにしていて、歩けそうな気がしてきました)。小川内には佐賀県の天然記念物「小川内の杉」など大きな木々が残されています。数年前に歩いたきりで(そのときのことを『みちばたみちすがら』に書いています→ http://www.geocities.jp/michibatamichisugara/mbts/sefuri2007.html)、その後が気になっています。ダムの工事は途中だと聞いています。
 
◇ ある高台で、中学生くらいに見える少年が何か音楽を聞きながら夕日に向かっているのを見ました。夕日は彼方の街へ煌々と降りていくところで、少年は照り返しを真っ向から浴びながらたたずんでいました。自分が夕日を見始めた子どもの頃のことを少し思い出しました。