新・とおりみち通信

〜 出歩きあるばむ 〜

さくらがさいた(西春町・春町の撤去桜)2014.3.18

2014年3月18日撮影

西春町・春町の桜並木で一部のソメイヨシノが撤去された件を載せてきましたが、そのなかで、撤去された木々の枝を拾ってきて挿し木にしようとしていることを書きました。
いま、ほぼ半数を土に挿し、残り半数を水に差したままにして保管しています。
そのうちの水差しの枝に、花が咲きました。

正直なところ、どうやったらいいのかよくわからないまま試している状態ですが、なんとか花が咲くところまで生き延びてくれました。
 
枝は撤去木の切り株のまわりから拾ったものがほとんどで、撤去木23本のうち19本から枝を得ました。ただ採取時に切断面が古く乾燥していたものもあり、現在調子がよくない枝もあります。
 
17日深夜に、花がひとつ開き始めました。
西春町の並木の中で毎年いちばん最初に開花していた、西鉄踏切そばの木の枝でした。

 
花が一息ついたら、水差しの分も土に挿そうと考えています。
前々回の西春町の記事(http://d.hatena.ne.jp/sanchiroku/20140123/)で書きましたが、もしうまく根付いたら、近隣のどこかに寄贈したいと思っています。ただ、いまどこかあてがあるわけではなく、引き受けていただけるところがあるかどうか探さなければなりません。
その土地で多くの方々に慈しまれてきた木なので、その土地でまた親しまれるようになれたら…と思っています。
 
西春町・春町の桜撤去の話は、離れた町でもいろいろな方が知っておられます。話題になったのだろうと思います。
いま、すっかり小さくなって、そのいのちをつないでいます。

 
※ 西春町・春町の桜並木の今年の開花:http://d.hatena.ne.jp/sanchiroku/20140317