新・とおりみち通信

〜 出歩きあるばむ 〜

桜(写真なし)

2016年3月16日現在
 
いくつかの場所で見ている在来イヌノフグリが今期はあまり数が出ていません。イヌノフグリは発芽するのに冬の寒さが必要(種子が休眠している状態が寒さで破られて発芽の過程が始まる)と言われていて、この冬の暖かさが関わっているのだろうか…とも思っています(自分としてはこの冬は「寒かった」印象が強いのですが)。
ソメイヨシノの開花にも寒さによる休眠打破が必要だと言われているので、イヌノフグリ発芽が遅いのならソメイヨシノ開花も遅くなるのでは…と考えていましたが、きょう(3月16日)西春町(福岡市博多区)の桜並木を見てみたところ、ある1本の木で、花びらが半分出かかっているつぼみを数輪分見つけました。あす(3月17日)気温が十分高くなればあすのうちに、そうでなくても2〜3日のうちには咲きそうな勢いです。
 
このブログで書いてきた麦野公園の桜は、例年だと西春町のいまつぼみが開きかけている桜の木よりも数日は早く咲いていたはずなので、残っていたなら今年はすでに咲いているはずだったと思います。去年のことがあったので、麦野公園跡地も訪ねてみましたが、桜らしき木の根の切れ端はところどころ見えるものの、花や花芽は見当たりませんでした。
 
今年のソメイヨシノ開花をこのブログで書くかどうか、まだ決めていません。この春は、これまでも見てきた各所の桜を、ゆっくりと見ていけたらと思っています。