新・とおりみち通信

〜 出歩きあるばむ 〜

このごろのこと(金星の太陽面通過、モウコタンポポ、麦野公園…)

 
◇ 6月6日の金星の太陽面通過、合間を見て観察しました。ネットを通じて知った、老眼鏡を使って太陽像を紙のスクリーンに投影する方法で見ました。
観察機材
太陽の大きさが1cmほどしかなく、とても小さい中に、針先のような黒い粒が、しかしはっきりと円く映りました。この手元の黒粒が金星だと思うと不思議な感覚です。


(撮影のピントがややずれています:像自体はもう少しくっきりしています)
5月21日の日食は見えなかったので、今回見ることができてひときわうれしいです。観察はこの時間帯使われていない道沿いの駐車場で行い、通りかかった方々にも見ていただきました。
 
◇ 草刈りに遭ったモウコタンポポ、花がいくつか咲いていました。つぼみもあり、もう少し咲き続けそうです。このブログでは初めてになると思いますが、写真を。


(花の写真は4月のものです)
モウコタンポポの特徴は総苞外片が披針形でめくれず(やや開くことも)、小角突起が目立つことだそうです(私はある方から教えていただきました。諸々のwebページでも書いてあります)。この特徴を知ると、これまでにカンサイタンポポだと思ってきたタンポポのどれくらいかはモウコタンポポだったかもしれないと思われます。
この一帯はいまヘラオオバコという長い花茎を伸ばす草がたくさん生えています。タンポポの写真をしゃがみ込んで撮っていたのですが、ふと気がつくとヘラオオバコがおしりを直撃していました。
ヘラオオバコ
 
◇ 5/30に載せた麦野公園の桜のつぼみ、ときどき見に行っていますが、花が大きく開かないまましぼみ始めました。花びらの色がかなり赤くなってきて、ひょっとしたらこのまましおれるのだろうかと思っています。先日通ったときにはその花の真下で子どもとお母さんがアリを見ていました。
 
ウメエダシャクという蛾がいま身近でたくさん舞っています。羽はけっこうせわしく動かすのですがゆっくりと移動するので、近くの子どもたちが網で追っています。子どもたちはチョウだと思っているようです。虫カゴに何頭も入った(蛾は「何頭」と数えるらしいです)ウメエダシャクを、帰るときにその子が「逃がす」と言ってフタを開けました。どんなふうに出ていくか他の子たちと見つめる中、ウメエダシャクは一斉に空へと舞い上がり、ひらひらと散り去っていきました。