2018年4月2日 五ヶ山(福岡県筑紫郡那珂川町)・小川内(佐賀県神埼郡吉野ヶ里町)
五ケ山ダムのダム湖周辺
※ 現地現状の写真を掲載しています
東小河内の桜が咲くころだと思い、五ヶ山・小川内を訪ねました。昨年秋以来です。
前回記事 http://d.hatena.ne.jp/sanchiroku/20171211
試験湛水が行われている五ケ山ダムの水位はウェブページ情報で見ていたかぎりでは最近ほとんど上がっていなかったのですが、この春になって少しずつ上がり始めたようです。
東小河内の桜の一帯は、陸地から水で切り離されて、島になっていました。
東小河内側からダム湖と小川内方面をのぞむ
上の写真中央、小さな島になっている場所が東小河内の桜の場所(旧山神社)です。
桜は遠目ではまだ咲いていないように見えましたが、双眼鏡で見ると、ちらちら白い花が咲いていました。木の全体で10輪に満たない数でした。ちょうど咲き始めたところなのでしょう。
東小河内の陸地の側には、ハナモモやユスラウメのように見える花が咲いていました。
東小河内の桜の島にはいろいろな木々が残されていますが、水面近くに、ヤマザクラのように見える幼木がいました。花は見えず、すでに葉が茂り始めているように見えました。
島の近くの水面上には、枯れた木のこずえが見えました。そのとなりの水の中に、シュロの木が緑のまま沈んでいるのが見えました。
佐賀橋・旧小川内小学校方面
小川内(旧山祇神社)方面
小川内の杉は元気そうでした。
一帯が整備されていて、駐車場と東屋ができていました。
以前より杉に近づけるようになっていました。
平日でしたが、東屋には杉を訪ねる人が入れ替わり立ち替わりやってきました。
みなさん「こんにちは」と話しかけて来られて、ひとしきり杉のことをお話しになっていきます。
杉の移設のときに見学なさっていた方々もお見えになり、枯れないかずっと心配していたと、いまあおあおと茂っている杉を見上げて喜んでおられました。
小川内の杉の側の道路からは、小川内の杉のもともとの場所(旧山祇神社の一帯)が見えます。以前そこで杉を囲んでいた木々がその場所に残されていますが、水没が進み、一部の木々の上のほうが水面から出ているだけになりました。
杉はなにかを思っているようにも見えました。
東小河内の桜は、今週から来週にかけてのどこかの時点で見頃の花姿になるだろうと思います。
ちょうど満開のときに訪ねることができるかわかりませんが、また見に来ようと思っています。