2017年4月9日・16日撮影
※現地現状の写真を掲載しています
※今後記事を書き直すかもしれません(4月16日の写真を追加しました)
昨年2016年の4月9日に、五ケ山ダムの水没予定地域にある小川内の杉をより高い場所に移す、斜面移動が行われました。その模様を見学し、このブログに載せました。
その記事にも書きましたが、その見学のときに見学場所(五ヶ山・東小河内)の桜が満開でした。その桜の場所も水没予定地にあたります。現在五ケ山ダムは試験湛水の途中で、桜はあまり遠くないうちに水没することになりそうです。
移動から1年の小川内の杉の様子と、桜の花を見たいと思い、4月に入って一度現地を訪ねました。桜の花がまだだったため、杉の移動からちょうど1年の9日に再訪しました。
今回載せたのはそのときの写真です。
小川内の杉はこのところ大きな変化はないように見えます。杉のまわりはいろいろな変化がありますが、いつかあらためて書きたいと思います。
東小河内の桜(写真中の木々がまとまって残されている一角の高木)はまだ咲いているように見えませんでしたが、コンパクト双眼鏡で見ると、ぽつぽつ白い点が見えました。
つぼみか花かわかりませんでしたが、まもなく花姿になりそうです。
その桜の下手、ダムの貯水中の水面に、白い花の木が見えました。
樹冠の下半分くらいまで水に浸かっているようですが、あざやかに咲いています。
昨年もそのあたりで白い花を咲かせている木を見ました。
遠目で見たところでは、こぶしか白木蓮のように見えます。双眼鏡で見ても花の種類がよくわかりませんでしたが、昨年の写真を見ると、水が上がってくる前は川のすぐそばに位置していたようで、自然に生えていた樹木であれば、こぶしではないかと思います。
その木の花びらが、細かい木切れと一緒に、水面に並んで浮かんでいました。
川の中州に生えていた木々も、なかば沈みながら緑の姿を見せていました。
旧小川内小学校の桜やその近くの木々は、見えなくなりました。
旧道沿いの高い木々が、かろうじて梢を水面の上に残していました。